台湾4日目。

出発は6:40 (。´-д-)

 

この日最初の目的地は、太魯閣峡谷です。

台湾一番の景勝地だということなので、楽しみ~ O(≧∇≦)O

 

 

今日は山の中を走って行くようです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

この日はガイドさんの他にも1人、女性が同乗されました。

同じ旅行会社から派遣されたようですが、この人はお土産担当(?)。

バスの中で持ってきたお土産物の販売を始めますが、温度で色が変わる石のついたキーホルダー3個組とか、もひとつイケてない物を売ってました (’’

 

さて、台湾といえばテレサ・テン。

突然、この女性が「それでは一曲」とテレサ・テンの歌を歌い始めました。

が、一曲どころでは済まなくて、この後延々とワンマンショー (=_=ミ

もう終わりか、もう終わりかと、途中までは我慢していましたが、一人で延々と気持ち良く歌い続けるので、もうウンザリしてしまいました (; ̄д ̄)

途中からiPhoneを取り出して、ワンマンショーから逃れることにしました ーー;

 

暫くすると、特になんのアナウンスもなくバスが停車。

ガイドさんも降りて行くので、一人二人とバラバラと乗客も下車しました。

 

そこは、長春祠(後からネットで調べて分かったw)を一望出来る場所でした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

↑こちらが長春祠みたいです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

↑長春祠を左手に見て、ちょっと離れた右の方にも祠が見えます。

 

道路脇の駐車スペースから眺めるだけなので、写真を撮ったらやることはなくなります。

でも出発する気配もなく、「何をしにここにいるの?」とツアーの人とも話していました。

ガイドさんは特に出発時間を告げる訳でもなく、そんなガイドさんの様子を横目で伺いながら、ポツリポツリと乗客たちはバスに戻っていきました。

 

それでもなかなかガイドさんがバスの中に戻ってこないので、1人がトイレに行くためにまたバスを降りて行ったのをきっかけとして、また何人かがバラバラとトイレに降りて行きました。

結局、ガイドさん含めて全員が揃うまで、けっこう時間が経過していました。

これが、後々大問題となることを、この時はまだ誰も気が付きませんでした・・・ (、、

 

 

ようやくバスが出発して山道を進んで行くと、途中でヘルメットが配られました。

太魯閣峡谷では、このヘルメットを被らなければいけないそうです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

まだ被らなくても良いというのに、何人かがヘルメットを被って写真を撮ったりしています。

ウキウキした雰囲気に包まれて、何だか盛り上がってまいりました~  o(´∇`*o)(o*´∇`)o

 

ガイドさんからは、太魯閣峡谷内での注意事項が言い渡されます。

「一人で勝手に行動しないこと」「トンネルを抜ける時は、特に落石に注意すること」等々。

皆、ふむふむと頷いています。かなり落石が頻発して危険はあるようです。

でも、ガイドさん曰く、日本人観光客は安心。だそうです。ちゃんと言う事を聞いてくれるからw

逆に、中国人観光客はガイドさん泣かせで、注意を聞かずに飛び出して行って落石で怪我をする人が少なくないとか。皆、なるほど~と納得してましたw

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

次第に周囲は、いかにも落盤や落石をしやすそうな景色に変わってきました。

そして、太魯閣峡谷の入り口らしきバリケードが見えてきました。

 

ここで、この旅行最大の事件が発生!

 

バリケードの横には小屋があって、そこから係員が出て来たようです。

バスの運転手さん、ガイドさん、そして土産物屋さんとが、その係員ともめている感じでした。

暫く言い合いをしていた後に、ガイドさんがマイクに言った言葉は、

ヘルメットを回収します。太魯閣峡谷には入れません。

 

冗談でしょ!? Σ(・ω・ノ)ノ

 

皆、唖然としながらも、しぶしぶヘルメットを返却します。

落石で道が塞がったとかいう自然的な事が原因であったのならば仕方がない・・・という空気が流れ始めますが、一人のおじさんが「何で入れないの?」と聞いた後の、ガイドさんの返事から社内の空気は一変します。

 

「太魯閣峡谷は入る時間が決まっています。もうその時間を過ぎてしまいました。」

「5分程過ぎただけなのに、入れてもらえません(怒)」

 

どうやら、太魯閣峡谷のバリケードを通過出来る時間は、毎時XX分~XX分と決まっているようでして、その5分だか10分だかの間に来ないと、1時間近くゲートが開く時間を待つことになるのだとか。

 

な~んで、アンタ達は何度も来ているのに、今更そんなことになるんだーーーっ!!!!!

と、一人のおじさんが、大激怒。

そのおじさんは6人グループで、台湾のリピーター。

まだ太魯閣峡谷にだけは行った事が無かったので、今回は太魯閣峡谷に行けるというからこのツアーに参加したのに何事だ!という訳です。

 

ガ イドさん達にしてみれば、多少到着時間が遅れても無問題♪と思っていたのでしょうが、日本人からしてみたら、ガイドがそんなんでどうする!なのです。

そしてきっと、日本人のガイドさんだったら、「申し訳ありません」とか一言でもお詫びをするのだろうに、時間外に入れてくれない事に対して不満を持つだけで、 詫びの一言も無いその態度が、益々日本人観光客を怒らせるのでありました。

 

そんなルールが有るんだったら、先に言っておいてもらえれば、わざわざあそこでトイレなんて行かなかったのに・・・と、言っている人達もいました。

ホテルから出てすぐだったので、皆さん「念のため」でトイレに行ってたみたいです。

 

じゃあ、先に土産物屋に行くとか、土産物屋の時間を削るとかして欲しいとの意見も出たのですが、そこは格安ツアーなので何よりも土産物屋のスケジュールが最優先 ーー;

ガイドさんは、「列車の時間が決まっているので」とかなんとか言い訳していましたが (´`)=3

 

 

バスが出発して元来た道を引き返していきました。

途中二股に分かれた道で、元来た道とは違う山道を登り始めました。時間が出来てしまったので、ビジターセンターに行くようです。

「皆さんはラッキーですよ、普段は行けない場所に行けますからね」と、どこまでもガイドさんは前向きです。相手の気持ちを逆なでする前向きさです。

そりゃ、来る必要がないからなっ!と、さっき激怒していたおじさんがまた言い返してました ^^;

 

ガイドさんは、ビジターセンターで太魯閣峡谷の資料映像とか見せてお茶を濁すつもりだったのかもしれません。

「売店もあります」と言っていたので、お土産物でも見せていれば時間を潰せると期待したのかもしれません。

ところが、到着したビジターセンターは営業時間前で、トイレ以外空いている場所は無かったのでした ^^;

 

「それでは、ここで1時間自由時間です」とバスを降ろされても、トイレ以外に行く場所がありませんw

ツレは旅行中便秘だったようで、この時間に解消しに旅立って行きましたw

 

三々五々散っていたツアーの皆さん、特に見るものも無く広場に戻ってきました。

さっき怒っていたおじさんのグループは、遠目からでも分かるくらいに更に怒ってます。

「こんなところで1時間もなにすりゃいいんだ!」と、ガイドさんに詰め寄ってます。

 

突然、ガイドさんが広場に集まった皆さんに、「この下の方に景色が良い所があるので移動します」と歩き始めました。

点呼も無く。

ほぼ全員その場にはいましたが、1時間自由時間と言われてからまだ10分程しか経っていなかったので、まだ広場に来ていない人もいるというのに・・・

そんな急変を知る由も無いツレは、未だトイレで格闘中 (´・艸・`;)

あぁ、どうしよう?と焦る私と裏腹に、ガイドさんは決意も新たに力強く先頭を切って歩いて行ってしまいました ヽ(´Д`ヽ ミ ノ´Д`)ノ

 

 

戦い終って戻ってきたツレと、同じタイミングで広場にやってきたツアーの人達に、今までの経緯を話してガイドさん達を追いかけていくことにしました。

ガイドさん達が消えた方向に歩いて行くと、同じツアーの方が私達を迎えに来てくれて、「バスで移動する事になったみたいだよ。皆バスで待ってる」と教えてくれま した。

 

時間に遅れた訳でもないのに、結果的に皆さんを待たせるような感じになってしまい、後から乗り込んだ私達は「遅くなってすいません」と詫びながらバスに乗り込んだのですが、腸は煮えくり返っておりましたw

一方で、バスの中で待っていた人達は、その状況や心情をとても理解してくれていて、誰もが温かく迎えてくれている感じでした。

今、誰もが腹を立てている相手、それはガイドの梁さん “o( ̄‐ ̄*)

 

 

バスで少し山道を下って到着したのは、こんなところ↓。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

・・・で? (’’

 

ガイドさん曰く、この川に出られる道があるとのこと。

じゃあ、早速そっちに行こう ε=ε= (ノT▽T)ノ

「でも、時間がないので行きません」

・・・って ミ(ノ_ _)ノ=3

一体なぜここに連れて来たのか!?

 

仕方ない、トイレでも行っておこう。と思っても、トイレはあるのに使用不可 (=_=ミ

さっきのビジターセンターの方が、まだマシだったのでは? ^^;

行き場がないので、橋だけ渡って戻ってくることにしました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

橋の上には狛犬が沢山。

どれも顔が違うので、これを時間をかけて一つ一つ見て行きました。

少しだけ狛犬に癒されました 。゜゜(´O`)°゜。

 

 

集合がかかって、バスに乗り込みます。

この後の予定は、「大理石工場とショッピング」となっています。

ここまでの時間つぶしは、全てこのお土産物屋の時間に合わせたものなのは明白。

散々な太魯閣峡谷観光でした ーー;