2020年の秋からキャンプを始め、2021年の春、秋~初冬まで近郊のキャンプ場に色々行ってきましたので、これまで行ってきたキャンプ場についての防備録です。

あくまで個人的な感想であり、キャンプ場との相性もあるので実際に行った事があるキャンプ場が登場しても全く違う感想だったりするかもしれませんが、あくまでも「私個人の」感想と言う事でご理解下さい。

ちなみに、今までキャンプ場を選ぶ条件は以下の通りでした。(現在は若干変わってきています)

  • オートキャンプ場であること
  • 区画サイトであること
  • 電源サイトであること
  • サイトシンクがあること
  • 管理人が常駐していること

初心者の時から既にやたらと荷物が多かった私達は、「ワゴンで荷物の移動をしていたら一体何往復必要!?」という懸念があり、早々にフリーサイトは諦めて車横付け出来る区画サイトしか選択肢に入れていません。

電源は毎回必ず利用する訳ではありませんが、寒くなった時に安心なので電源付のサイトを確保するようにしています。サイトに電源は有っても容量はさほど大きくは無く、10~20A(1000~2000W)といったところでしょうか。殆どが10A程度位と考えて暖房器具は準備しています。具体的には小型ファンヒーター1台+電気毛布2枚程度です。

サイトシンクとは区画サイトに付いている専用の水場です。正に「シンク」という形状の物も有れば、「水場」としか言えないような物も有り、付いていても洗い物NGというところも有ります。いつでもササッと洗い物が出来る利点は大いに有ります。一方で、サイトシンクが立派な所は炊事棟が無かったりするので、寒い時期はお湯が出る炊事棟が有る方が良いかなと最近は思い、さほど重視はしなくなりました。

夜間に管理人が居るかどうかに関しては、あくまでも盗難予防等セキュリティーに関する安心面です。

 

【今回登場するキャンプ場一覧】

料金は大人2人利用時の参考程度で見てください。宿泊料と別に入場料や施設使用料(数百円/人)が必要な所も有ります。また、時期や利用区画により料金が変わる施設も有ります。

名称 都道府県 1泊利用時間 1泊利用料金 AC電源 電源容量 サイトシンク 景色 スタッフ
城南島海浜公園キャンプ場 東京

11:00-10:00

11:00-21:00

4,000円

6,000円

+1,000円

+1,500円

?

みどりの村キャンプ場 群馬 13:00-10:00 5,000円 利用料に含む 20A
花園オートキャンプ場 茨城 14:00-10:00 4,400円 利用料に含む ?
乙女森林公園第二キャンプ場 静岡 13:00-11:00 5,230円 利用料に含む 15A
アーバンキャンピング朝霧宝山 静岡 13:00-12:00 7,150円 +1,100円 8A ×
花の森オートキャンピア 山梨 13:00-11:00 5,500円 +1,100円 10A
清和県民の森オートキャンプ場 千葉 13:00-10:00 4,100円 +550円 10A
ホップガーデンオートキャンプ場 福島 15:00-10:00 4,500円 利用料に含む 15A
那須プレリーオートキャンプ場 栃木 13:00-19:00 6,000円 +600円 10A?
富士ヶ嶺おいしいキャンプ場 山梨 13:00-11:00 7,700円 利用料に含む 10A

 

【サイトシンクが立派なキャンプ場】

Best 1: 清和県民の森オートキャンプ場

左右に物が置ける広いスペースが有る石造りのサイトシンク。電灯も完備で夜間の洗い物の時に非常に便利。

Best 2: みどりの村キャンプ場

夜間に虫が入らないように鉄板のフタ(女性1人で持ち上げるのは困難な重さ)が付いたステンレス製サイトシンク。洗い場の右側にそこそこ広めのスペースがある。洗剤等は無いが、タワシ等は置いてあった。

Best 3: 那須プレリーオートキャンプ場

小さいけれど洗った物を置けるスペースがついた小型のステンレス製サイトシンク。排水口にはネットを付けてくれていた。

↑(左)清和県民の森のサイトシンク。(右)那須プレリー。みどりの村のサイトシンクはこの中間の大きさ。

【景色が良かったキャンプ場】

Best 1: 富士ヶ嶺おいしいキャンプ場

段々畑の様にサイトが作られているので、手前のテントに遮られずに雄大な富士山の景色を楽しむ事が出来る。

Best 2: アーバンキャンピング朝霧宝山

こちらも富士山ビューなキャンプ場。富士山側のサイトだと、↓の様に映える写真が撮れる。が、サイトと富士山の間にはテントよりも高い土手が有るので、サイトからはちょっと富士山が見え辛かったりもする。

番外: 乙女森林公園第二キャンプ場

こちらも富士山ビューに定評があるキャンプ場。ただ荒天の為に殆ど富士山が見えなかった。一瞬だけ雲の切れ間から見えた富士山(の一部w)は思った以上に大きかったので、天気の良い日にまた行ってみたい。

番外: 城南島海浜公園キャンプ場

羽田空港の対岸にあるので、かなりの頻度と近さで飛んでくる飛行機を見る事が出来る。騒音等を気にしないのであれば、面白いキャンプ場だと思う。デイキャンプしかしていないので実際は分からないが、夜は夜景も楽しめるのでは?と期待している。

 

↑(左上)おいしいキャンプ場。(右上)アーバンキャンピング。(左下)乙女第二。(右下)城南島。

【スタッフ/管理人さんが印象深かったキャンプ場】

Best 1:那須プレリーオートキャンプ場

「他のキャンパーがうるさかったりしたら直接話をしないで管理人の方に言ってくださいね」とチェックイン時に言ってくれて心強かった。ともかく管理人さんがよく働いていた。

Best 2:富士ヶ嶺おいしいキャンプ場

若いスタッフが多く非常に感じよかった。イベントも色々企画されており、チーズ工房製チーズの即売会等大人が楽しめる企画も有り面白かった。(季節柄野菜の販売はされていなくて残念だったけど)特に子供向けの映画鑑賞会やスタッフ運転のトラックでのドライブ(?)等子供向けのイベントは、親が一息つけるような時間帯だったり、撤収作業の時間帯だったりとよく考えられていて感心した。

Worst:アーバンキャンピング朝霧宝山

隣に若者8人のキャンパーがいて、ともかく騒がしかった。管理人さんは見回りはしていたけれど、一度も注意せず、私達は夜中2時まで隣の騒音に悩まされた。

好き嫌いが分かれる:花園オートキャンプ場、清和県民の森オートキャンプ場

どちらも管理人さんが各サイトに声をかけて、騒々しいキャンパーには注意してくれていた。

 

 

【私的ランキングと感想】

1.みどりの村キャンプ場

オートサイトはそれぞれ生け垣と木に囲まれ緑が多く、木漏れ日も心地良い。加えて、大きめのサイトシンクが向かい側との目隠しの効果もある様で、程良いプライベート空間を確保出来る。トイレやシャワー室も清潔できれいに保たれており、暗すぎない程度に照明も有る。消灯時間以降も静かに焚火をしているキャンパーもぽつぽつ居て、夜の時間を静かにのんびり過ごせる気持ちの良いキャンプ場。

星空の美しさがここの売りではあるが、3回訪問するも夜間ほんの少し晴れ間が有ったのは1回のみで、残念ながら今まで星空の美しさを堪能するには至っていない。

近くには、道の駅「中山盆地ふれあいプラザ」があり、地元の野菜等を買う事が出来る。また道の駅と同じ敷地内に温泉施設もある。

ちなみに、薪の価格はここが最安だった。

 

2.ホップガーデンオートキャンプ場

広い敷地内にわずか10区画のオートサイトを持つキャンプ場。それぞれ広くゆとりの有る区画になっている。オートキャンプエリアはよく整備されており、特に紅葉時期は美しかった。エリアの中心にトイレ、シャワー、炊事場がまとまっている。炊事場は10区画分にしてはシンクの数が充分に有り、お湯も使用可。その他、害獣の侵入防止に電気柵も設置されていた。

敷地内にクラフトビール醸造所を持っており、ここでしか飲めない出来たてのクラフトビールを楽しめる。このビールがめちゃ旨!

都内からはちょっと遠いのと、常磐道経由だとガソリンスタンドが少ない(特に日曜日)のが難点。

 

3.富士ヶ嶺おいしいキャンプ場

各サイトは広く、目の前にドーンと富士山。一日中これを見ていられるだけでも価値ありでは。スタッフも感じ良く、人なつこい柴犬もお出迎えしてくれる。

サイトシンクは無いけれど、炊事棟はお湯利用可能で、スポンジのみならず洗剤まで完備。雨の時には炊事場前の屋根のあるスペースでテントを畳めるようになっているそう。

チーズの販売や、野菜の販売(季節による)もキャンプ場内で行われている。

時計型薪ストーブのレンタルが有り、初めての薪ストーブ体験が出来た。煙突ガードもオリジナルの物が用意されているので、安心して使用出来る。

 

4.城南島海浜公園キャンプ場

ともかく便が良い。ただ、コロナのせいですぐに休止されちゃうのが難点。公園内には砂浜が有り潮干狩りなどしている人達も多く見かける。

各オートサイトは生け垣でしっかり区切られており、プライベート空間を確保されている。ただし、サイト内を移動する道幅は狭いので、気をつけないと生け垣で車を傷つけるので要注意。

 

5.花の森オートキャンピア

料金の中にお風呂の利用料も含まれている。1区画が広い訳では無いが、最近は密を避けるためか2区画を使わせてくれた。

各サイトには水道完備ではあるが、洗い物をするには低い。炊事場ではお湯の使用が可能。

キャンパーが多い土曜日等のチェックイン時は、センターハウス前に駐車すると後続の車がチェックインを終わらせるまで出られなり、チェックインを終えたのに延々待たざるを得なくなるので、チェックイン前に到着する場合は要注意!

こちらも時計型薪ストーブをレンタル可能。

近くにはバイカーの聖地(?)の道志道が有るので、夜中も遠くでバイクが走っている音が聞こえる。すぐ近くに道の駅「道志」があり、地元の野菜等を買う事が出来る。

 

6.那須プレリーオートキャンプ場

最近は一部の区画を大きく改装したりと手が入っているが、全体的に小さな区画サイトが多いキャンプ場。2ルームテントの場合はギリギリ入るかな?というところ。2人以上の場合は少し大きめのサイトを予約した方が良い。

サイトシンクは小振りではあるが使い易い。

上部トイレは簡易トイレの様な建物で最初驚いたが、施設自体はきれいで明るく、またこまめに掃除もしてくれているようで気持ち良く使えた。

 

7.乙女森林公園第二キャンプ場

各サイトにある水道は「飲み水専用」との事で、飲み水として以外の水道利用は不可とされている。よって、洗い物は全て炊事場で行う事になる。炊事場ではお湯が使えるのは便利だが、炊事場及びトイレはそこそこ斜度がキツい坂の上り下りが必要になるのが難。

雨が強いと箱根側サイトは水が流れ込んで来るので注意が必要。

 

8.清和県民の森オートキャンプ場

広いサイトシンクは好印象。ただ、利用したサイトの場所が悪く、真横に高照度の照明が有り、これが消灯時間まで煌々と灯っていた。虫除けには効果があるかもしれないが、虫の少ない時期だと単に不要な明るさで、せっかくの焚火が台無し。照明横のサイトで無ければ焚火も楽しめたかも。また、他の区画のサイトはどうだったかよく分からないが、利用した区画サイトの中央に木があり、テント設営にはちょっと邪魔だった。ともかく、ここでは区画サイトでハズレを引いた。

サイトはやたら明るかった一方で、トイレに行く道は非常に暗かった。トイレは清潔ではあったとは思うが、ちょっと壊れていたりする箇所が目について残念な印象。

消灯後は例え静かにしていても焚火はNG。他のキャンプ場は静かに焚火をしているキャンパーをよく見ていたので、大丈夫なのかと思ってた・・・。これは自分達の認識が甘かったので、特に文句は無いし、逆に厳しいのは迷惑キャンパーに悩まされなくて済むので歓迎ではある。

 

9.花園オートキャンプ場

こちらもなかなか管理のスタッフが厳しいキャンプ場。消灯時間前でも少々騒がしいキャンパーは注意を受けていた。静かに過ごしたいキャンパーとしては心強い。

サイトに水道はあるが、洗い物をするには低いので使いにくい。

区画の境界が若干分かりにくい(一応目印的な物はあるが)ので、隣のキャンパーが丸見えで、何となく居心地が悪かった。フリーサイトとかに慣れている人ならば気にならないのかもしれない。

 

10.アーバンキャンピング朝霧宝山

ヤギなどの動物はいるし、お風呂もあるし、ハード面ではなかなか充実していたキャンプ場。一方で、深夜2時まで大騒ぎするキャンパーに一切注意しない等、ソフト面ではいくつか「う~ん」と思ったキャンプ場。相性が悪かったのだと思う。

この中で一番薪が高かった(量の割に)し、なんだか色々と高く付いた印象がある。

 

 

今年は既に3月以降でいくつか予約を入れました。

オートキャンプしか出来なかった城南島も1泊でキャンプの予定です。(コロナがこれ以上酷くなって施設が休業しなければだけど・・・)

今年はどんなキャンプ場と出会えるのか、楽しみだな~。